彼蜜sweet【完】
「…黙れよ」
今のは…私に言った言葉?お願いだから、違うって言って欲しい。
「俺、姑息なの…知ってた?…大和」
「黙れ」
何度も聞いた東の優しい声はもう、ここには無い。
あの時、東の家でかくまってくれたとき…聞いたことないくらい優しい声だった。
「さっきの張り紙事件も疑われたんだろ?」
「!」
東の肩に力が入るのが分かった。握り締めた拳に血筋がくっきりと浮かんでいる。
私バカなこと…。疑っちゃった
ショウ君に言われて初めて気付いた事。私……最低だ。