彼蜜sweet【完】
…って知らねぇ…!!
「違ぇよ」
「え」
藁半紙にあざとく油性ペンで殴り書きしてあったのは
『山村綾乃、お前は絶対俺のもの』
それだけ。
前からざわついてた教室は俺が来て更に大きくなった。
いやいや…皆さん俺がやったとお思いでしょうが違いますよ!
全否定します。はい。
「東じゃないって…誰が…」
「知らねぇよ…(怒)つぅかマジそいつ殴りてぇ」
心配そうな表情を浮かべる綾乃に俺は何て声をかけたら?
俺が守ってやるからとか?
安心しろとか??