姫サロンへようこそ



「四季はえげつない奴だよ。



でも、方法は正当なもの。


間違った方法じゃない。その闘い方は見習うべきだ。




そんな四季に勝つ為には、奥の手を使わないといけないと僕は思う。



真麻」



いきなり名指しされた真麻の肩がびくっと震えた。



「何?」




「君は……」



その言葉を紡ぐ為にすうっと深く息を吸った。




「禁忌を犯す覚悟はあるか?」






< 340 / 348 >

この作品をシェア

pagetop