ダイヤモンド・ヒーロー

好き





あれから数日……。

なぜか、美山は野球部が練習ある度に、学校にいる。



「相原くーん」


「美山、おめーは今日も来ているんかよっ」


美山は被服室では無く、自分のクラスのベランダから野球部の練習を見ているみたいだ。


「練習、頑張ってね」


手を大きく振って、俺を見送る。


どうして美山が練習を見ているかって言うと……。

それは、俺がエプロンを手伝った日に遡る。


* * *


「ねえ、相原くんっていつから野球を続けているの?」


「小学生のスポーツクラブから」


美山とのこんな会話がきっかけで、どんどん話しが発展していまったんだ。




< 27 / 200 >

この作品をシェア

pagetop