春夏秋冬

別に好きでもねえし、付き合ってもいないけど。


「や・・・別に今日初めて逢ったし。」


こう言う空気が嫌いな俺は、


逃げ出したくて目線をずらした。


その先には、楽しそうに笑う劣と


瑠美と呼ばれる劣に気がある女が


話しているのが見えた。

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