キミの心の声を聞かせて
第三章

「俺が守る」

翌日の学校。げた箱から教室へ向かう廊下を歩きながら窓見える空を眺めてた。

きょうの空は曇り。空が曇ってると、心まで余計に暗くなる。


「はぁ…」


朝から何度も出るため息に、自分でも参ってしまうぐらいだ。


まだ来たばかりの学校。早く終わらないかな…。


「はぁ…」


あぁ~あ…また、ため息出たよ…。


「おはよう」


突然、後ろから声をかけられ振り返ると



「おはよう」



先輩が右手を上げて笑っていた。




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