えがおのしずく。
「未来、ちょっといい?」


昼休憩に多岐君に呼び出された。

向かった先は屋上…

あたしは何がなんだかわからず、着いて行った。


「何?」


多岐君はあたしに背を向け、校庭を見下ろす。

明らかに様子がおかしい…


「多岐く…」

「未来…」


多岐君はあたしの言葉をさえぎった。

< 342 / 411 >

この作品をシェア

pagetop