意地悪なキミと恋の勉強


あたしはもう

裕貴の言葉をスルーして、冷蔵庫からお茶を取り出す。




「……でもさー?

朱里さんだって…」



裕貴が、何やら

ぶつぶつと言っている。


聞こえないな…




「なに?裕貴」


「いゃ、今日
付き合ったばっかなら…

まだいいや。」




……??


なんだかよくわからない

裕貴は、放っておいて


…朱里に、メールでもしよう。




「じゃ、部屋にいるから」


「はいはい」




あたしはカバンを持って

二階に行った。



部屋に入るなり

携帯を取り出す。




……なんか


緊張する…



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