意地悪なキミと恋の勉強

ボクのイエニ *side 朱里*



テストの最終日。


俺は、熱が出て

倒れてしまった。



その原因は李呼にある。

男が近づこうとしてたのを
防ごうとして


勢いよく立ち上がった所為だ。




……そのあとは、流れに任せ…



俺の家に、李呼が来ることになってしまった。



どんな展開だよ。

まったく。




学校の中でも、帰り道でも


李呼に肩を借りながら歩く。



熱の所為で、フラフラするんだ。





李呼の感触だけは


鮮明にわかるけど。




「買い物してっていい?」


「…あぁ。ここで待ってる」




スーパーに着いた。


俺は、外のベンチに座って
李呼を待つことにした。



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