意地悪なキミと恋の勉強


泣きながら

舞結に訴える。



「…確かに、あのときの朱里は
なんか変だったね……

浮気してるからかも って
思ってたけど、違うみたい」




舞結が、顎に手を添えて

悩んでいる。



……あたし…




どうしよう…!!!




「謝ればいいじゃない」


「そんなの無理っ!!!」




サラリとそんなことを言う舞結に、つい大きな声で反対した。



今さら

謝られても……




「……あたし

ホントに生きていけないっ!!!」



あたし、朱里に『サイテー』
とか言っちゃったし……


『所詮、朱里もそんなものか』

とか思ってしまったし!!!!!



.
< 291 / 371 >

この作品をシェア

pagetop