意地悪なキミと恋の勉強


「まさか、彼女にプレゼント?」



お姉ちゃんとして


こういう話は楽しい。



裕貴は、冷静に




「ちげぇよ。
いいから付き合って。」



と言った。


……うん、さすが裕貴。



冷静だ。クールだね。




「うん、わかった」


「じゃ、明日の放課後
電話するから」



裕貴はそれだけ言って

あたしの部屋から出ていった。




弟と二人で出かけるなんて……


きっと、中1振りだな。



それからは、部活とか

受験で急がしかったから……


なかなか出かけたり

出来なかったんだよね。




ちょっと楽しみかも。



それから

お母さんのクッキー作りを手伝ったりして


1日を過ごした。



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