君の全てを教えて。




それは少し前、





学校1モテる男子が
まだ嫌いだった時・・・


















『佳奈♪
お弁当どこで食べるっ?』



数日前のあたし、
波川嘉穂(なみかわかほ)
は佳奈に言った。



『んー、どこでもいいけど・・・
あっ!屋上は?!』



『屋上?
屋上なんて行けるの?』



『うん。なんか姉貴が言ってた。』




佳奈のお姉ちゃんも、かつてはここの生徒で4つ年上。
凄く綺麗な人なんだよ。



私たちは屋上へと歩きだした。



すると、佳奈が途中で自販機に寄っていくと言い
私1人で屋上へ。





階段を上がって屋上のドアを開けようとする。




『?』




中から人の声が聞こえ、
私は伸ばしていた腕を止めた。





_
< 20 / 96 >

この作品をシェア

pagetop