君の全てを教えて。




ズドンと音がして
俺はベッドから落ちた。



「って・・。かず!お前もっと丁寧に起こせよ!!」


「はいはい。
ほら、遅刻するよ。」



そう言ってかずは
俺の上に制服を投げた。



宮原和輝(みやはらかずき)
俺の幼なじみ。
近所に住んでて、
学校もずっと同じ。



「優斗もさ高2になるんだから、自分で起きなよ。」


「・・・・・」



俺は、無理と視線で
訴えた。





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