詩をウタう
ダレか.

『ダレか.』


あなたの瞳に映るのは
わたしではない
ダレか

あなたが触れている髪は
わたしのではない
ダレか

あなたの声が呼んでいるのは
わたしではない
ダレか

あなたが本当に愛しているのは
わたしではない
ダレか


気付いている
知っている
解ってる

だけどわたしは
ダレかには
なれないのです

どんなにあがいても
どんなに泣いても
どんなに愛しても

その瞳にわたしを映して
その指でわたしに触れて
その声でわたしを呼んで

そしてわたしを
愛してください

近くて遠いあなた
< 10 / 10 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

月下美人が堕ちた朝
朔-saku-/著

総文字数/74,308

恋愛(その他)196ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop