幼き頃のそなたを愛する

「私にはもったいないお言葉にございます。



若君がそうおっしゃるなら…

またお聞きしとぉございます。」



「では 約束じゃ。」


私は自分の指を差し出す。
お春は少しとまどいながらも
おずおずと自分の指を差し出した。
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