俺様男とLOVEゲーム
腕を組んで私の前に立ちはだかる。


「どいてよ。約束の時間に間に合わなくなる」


「じゃぁ、一緒に行く」


一緒にね。


まぁ、それならいいか。



「って、んなわけあるかぁー!」


「はぁ?!何言ってんの?」


はぁ…。


なんであんたが不機嫌になるわけ?


そうなりたいのは私だっつーの!


もう。


えぇい、こうなったらあの手しかない。


スーッと深呼吸して…



「あっ!!」


空を指さしてデカイ声を出した。


「あ?」


一瞬アイツが視線を変えたその隙に…



猛ダッシュ!!





< 5 / 19 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop