俺様男とLOVEゲーム
「そんなん聞いてない。何で乗るのよ!」


「決まってんだろ。一緒にいたいから」



「…っ、なななにそれっ!」



しれっとした顔で当たり前みたいな…態度で…



「ぷっ…。なに動揺してんの?ついに惚れたか?」


窓枠に肘をついて、少し傾けた顔は完璧に私の視界を捕らえた。


視線が…チクチク痛い。

身体の左側ぜんぶが熱くなっていく。


「んなわけないでしょ!勘違いしないでよね。」


誤魔化すように思いっ切り突っぱねた。



運転なんか集中出来るはずもなくて、ぎこちないハンドル捌きにアイツはクスクス笑って…


「下手くそ。」



優しい笑顔を見せるから…


ドキドキするじゃない…






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