【完】王子様は年上男子!?―年上王子様と年下美少女☆―
「そ、それは……っ」


うまく答えられない。




「……なんにも答えないってことは、やっぱ俺のが好きなんだな。お前」

谷口先輩はそう言うと、私の顔を覗き込むようにジィーッと見つめた。




「……好きじゃ、ありません」


なんだか無性に、胸がチクチクと痛む。




「ウソ付くな。正直に言えよ」


谷口先輩がぐっと顔を近付ける。
< 162 / 188 >

この作品をシェア

pagetop