【完】王子様は年上男子!?―年上王子様と年下美少女☆―
「じゃあ、なんでキスしても抵抗しなかった?」

谷口先輩の目が、さっきよりも真剣になった。




「……あれは、びっくりして、抵抗出来なかった、だけです……っ」


私はとぎれとぎれにそう言った。




「……ふーん」


谷口先輩はその言葉を聞いたとたん、いきなり私から離れた。




「……え?」


私は谷口先輩をジッと見つめた。
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