【続】婚約者は旦那様♪

涙の記憶

【優羽side】



「あった~!」



私は鞄の中から宿題のレポートを見つけた。



莉奈と移動教室をしていたら、このプリントを忘れたのを思い出して教室に戻ってきた。



莉奈、待ってるし早くいかないと…



私は急いで莉奈のもとに戻ろうとした。



「--優羽!」


走っていたら後ろから声をかけられた。



「隆之くん…」


隆之くんは私の側にきた。



「移動?」


「うん」


「そっか。今まで会わなかったのに、凄い偶然だな!」


隆之くんはニッと笑った。



その笑顔を見ると私まで笑顔になる。



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