キミが居た病院
平日恒例の星占いを見ながら考えていたので、ラッキーアイテムがなんだったか聞き逃してしまった。
「あ! 秋人君に聞けば分かるじゃん」
と思い携帯を手にしたのだが、そんなくだらない事で連絡するのは失礼じゃないかと考えたので止めた。
「好きな子と……いるかもしれないし?」
自分で言ったのに、心がチクリとした。
深く考えたくなかったので連絡がくるまで携帯電話にもとから入ってるゲームで遊ぶことにした。