キミが居た病院

「あき……ひ、とくん」

「よく頑張ったじゃん」

 大きな手で、頭をなでられる。

 くすぐったいようで、暖かくて、ほんわかとする。


「パパは……?」


「優香の鶴の一声と、霊感強い友達の力で浄化したって感じかな」

「ほんと!?」

 秋人は笑顔で頷いている。


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