キミが居た病院

 あと一時間……

 なんだか急にドキドキしてきてしまった。

 意識をしている訳ではないのだが、男の子と部屋で二人きりなんて、昨日はよく出来たなと自分に感心する。


 とにかく返事をし、のんびり待つ事にした。

 予定の時間が分かっているので、先ほどよりもそわそわしなくなっている。

「紙を貼った時の事とか今日の事とか、話すことがいっぱいあるなぁ。あ、そういえば夢見たよね」

 でも夢についてはもう殆ど覚えていなかった。

 真っ白な世界だったという事はなんとなく頭にあるのだが。


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