マスカラ〜年下男子の甘い秘密〜[完]
テーブルの上を軽く片付けて自分の部屋に入った
布団に入ってもなかなか寝付けない…

目を閉じて無理矢理眠ろうとするけど
今日の出来事ばかり思い出す

(はぁ…)

厳しい父と、その父に何も言わない母に育てられたせいか
真面目なだけが取り柄の面白くない人間だって自分でもわかってる

今までだって誰かに強く反抗したことなんて無いし
争うことも好きじゃない

だから本当に平凡な人生を送ってきたのに…

それが今、隣の部屋によく素性のわからない
しかも年下の男がいる

目を開けてもう寝ていると思う蓮がいる部屋の方を見た

『ありえない…』
思わず笑ってしまう

もう一度目を閉じると蓮の顔が浮かぶ
頬が熱いのはきっと気のせい…
ドキドキする胸をごまかしながら
眠りについた
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