マスカラ〜年下男子の甘い秘密〜[完]
「そんなに警戒しなくても…」
ごちそうさま、と自分の食器を流しまで運んで行く蓮
…警戒とかじゃなくて駄目でしょ、いろいろ…うん、いろいろね

『やっぱり、だ…』
「今日は自分のスウェット持ってきたから心配しないでね」
ダメと言おうとしたら食器を洗った蓮が帰ってきてバッグを開けている

『いや、違うくて…』
「七分丈はコリゴリ、トランプ持って来たから後でしようね」
黒のスウェットとトランプを見せてくる

『え…あ、うん。じゃなくって』
「さあさあ、片付かないから早く食べて」
お母さんのように言う蓮に急かされてご飯を食べた
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