マスカラ〜年下男子の甘い秘密〜[完]
デザートのレアチーズタルトは本当に美味しくて昼間の事やさっきの蓮の事も忘れていった
『美味しかったぁ』
すっかり暗くなった道を歩きながら笑う
自分の分は払うと言ったのにいらないと言ってお金を受け取ろうとしない蓮に『借りは作りたくないのに…』と言うと「負けず嫌いの頑固」と頭をクシャっと撫でられた
「クスクス…喜んで貰えて良かった」
少し前を歩く私に笑いながらついてくる
『うん!楽しかっ…!?』
急に足音が重なったと思ったら手が暖かいものに包まれた
「これくらいは良いでしょ?一晩一緒に過ごした仲なんだし」
蓮が繋いだ手を目の前まで上げる
『美味しかったぁ』
すっかり暗くなった道を歩きながら笑う
自分の分は払うと言ったのにいらないと言ってお金を受け取ろうとしない蓮に『借りは作りたくないのに…』と言うと「負けず嫌いの頑固」と頭をクシャっと撫でられた
「クスクス…喜んで貰えて良かった」
少し前を歩く私に笑いながらついてくる
『うん!楽しかっ…!?』
急に足音が重なったと思ったら手が暖かいものに包まれた
「これくらいは良いでしょ?一晩一緒に過ごした仲なんだし」
蓮が繋いだ手を目の前まで上げる