結局誰よりキミが好き

私は斗馬といつものようにテレビを見ていた

その時―――・・・

ズキッとお腹が痛んだ

「痛っ!」

すると急激な痛みを感じた

「どうしたっ!?」

斗馬は倒れこむ私の首に腕を伸ばして

抱えてくれた

「お母さん!綾が・・・!」

私はお腹を押さえて

目を閉じた

「きっと陣痛が始まったのよ!
 いそいで病院に行きましょう!」

お母さんは車を出して

私と斗馬とお姉ちゃんを乗せて走り出した

車に乗ってから急に痛みがなくなった

「あれ・・・痛くない」

「陣痛って何分か置きに来るのよ
 今は止まってるだけだわ」

私は斗馬の手を握って

病院に入っていった

受付で話を待っていると

またあの痛みが押し寄せてきた

私は床に座り込んでしまった

「綾!?」

お姉ちゃんと斗馬は私を肩で支えて

指定された個室へと向かった

ベットの上に倒されて

女の看護士さんにパンツを下ろされた

「あー・・・まだですねぇ・・・」

私はお腹の痛みに耐え切れなかった

「頑張れ!綾!」

みんなが応援してくれた






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