結局誰よりキミが好き

私は受信ボックスを開いた

【待ち合わせ9時だろ?
 なんか伊織遅れるって】

俊輝からのメールに私は返事を打つ

【そうなんだ…
 んじゃ予定変更する?】

俊輝は打つのが早い

メールは1分もかからないで返ってきた

【伊織悪いからって先に遊んでてだって】

【分かった んじゃまず俊輝と2人で!】

私はパンを食べ終えて

俊輝とのメールをやめた

8時45分になり、私は家を出た

昨日買ったブーツはあまり履かないタイプの

ブーツだったから慣れるまで時間がかかった

好きな音楽を聴きながら

私はスピードをあげていく

待ち合わせの喫茶店につくと

見慣れた後ろ姿が見えた

「俊輝!」

私の声と共に俊輝が振り向いた

「よお!」

私は俊輝の前に座って

メニューを開いた

「なんか食べる?」

「俺、いいや!」

「あっそ…すいませ~ん!
 このパフェください」



< 17 / 138 >

この作品をシェア

pagetop