【短編】超絶!大視覚カメラ
気がつくと先生は会長と何かを話ていた。

会長は軽く頷くと、

「わかった!手配してみよう」

と言った。


結局この日の確認では、カメラは全く違うし、全く違う時間帯であるにも関わらず、4台のカメラ全て、撮影開始から7時間32分過ぎにこの老人は録画されており、しかも画像を同じタイミングで再生してみると、全く同じ動き、表情、口の動きをしていたのであった。

「一つだけ言えるのは…」

先生が何を言い出すのかみんな次の言葉を待った。

「もしこれがいわゆる"しゃべり"で、この状況ならではの内容だった場合、"ダークちゃん"には"意識"がある可能性が高いことになるっ!」

先生・・・幽霊を認める気は全くないんですね。

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