【短編】超絶!大視覚カメラ
小さなサービスライトの中にようやく浮かんだそれは、
TV局のスタジオに置いてあってもおかしくないような、スカートの中に移動用の脚が付いた形のカメラだった。

「じゃあ、とにかく覗いてみぃっ!」

頭押さえんなよっ!

で、恐る恐るファインダーを覗いてみると・・・

「!」

何かモヤみたいなものが次から次へと集まったり離れたりしてる。
色合いもどんどん変化していって、とってもキレイ・・・

「ビックリだろ?」

「先生、こ、これは?…」

「今見てるのはダークマターが実在する証拠。正確にはダークマターの影という感じかな」

「影?」
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