VIセンス

覚醒

1人部屋に取り残された少年は必死にもがいていた。









男が去ってから三時間後。



外の通路から声が聞こえる。




(師匠めんどくさいことは全部おれ任せだよな~今日はついてねぇ。パチンコ負けるし、野良猫に小便引っかけられたし、あげくの果てには..ブツブツ…。)









ガチャガチャ…






あ~チキショー、
開かねぇ~!





ウラッ!!




ドン!!








!??








扉が蹴破られた。






「コンチュース!」



「あ、あれ!?なんだよ。ガキかよ!」







…。














少年の目の前に
ブーメランパンツを穿いた髪の毛ツンツンの気持ち悪い男が 現れた。





「師匠何考えてるかわかんにぇ~。。
理解不能!

そして少年!
もしかしておれのことイケてる兄ちゃんだと今思ったろ!

グッジョブ!」


男は少年にウインクをした。







…………。









少年はそんな男を冷ややかな目で見ていた。


< 15 / 15 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

天国からもう一度
くちき/著

総文字数/2,201

ノンフィクション・実話3ページ

表紙を見る
そこから
翔んでみな
くちき/著

総文字数/500

ノンフィクション・実話1ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop