【完】この関係は?恋人?『男子校×女子校』
とりあえず私の部屋に入ってもらった。



「飲み物持ってくるね」



「あ…あぁ」



部屋を出て階段をおりてリビングに入ってキッチンに行き冷蔵庫からお茶をだした。



ドキドキするな…





私はお茶の入ったコップ二つとお菓子をお盆にのせて部屋に向かった。




ドアを開けると、

桐谷くんが、立ったままでいた。



「あ…座って…」


部屋せまいかな…


「あ…うん」

桐谷くんは

床に座った。

私は床にお盆のままおいて、


私も桐谷くんの前に座った。


サラサラで長めの前髪

長めの揉み上げ


長めの襟足



頭のてっぺんあたりがふわふわ、横につんつん


顔は…見惚れるぐらい小さい。

縦長の小さな顔にクリクリの黒目がちの大きな瞳。

少し下まぶたが垂れていて、

でも眉毛はキリッと上がり眉毛で


鼻筋が通っていて


薄いアヒル口。




笑うと垂れぎみの目が全部黒目になって


アヒル口から片方だけの小さな八重歯。




私の理想とする外見全てを備えている!



ってこんなに細かく理想があるなんて自分でもびっくり。


ここまで細かいと…

ちょっと“変態”ぽくない?




私がじっと見つめていたら、

桐谷くんがお茶を噴き出しそうになった。


「なんだよ!すいちゃん!

あんま見つめられっと襲うぞ!」








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