【完】この関係は?恋人?『男子校×女子校』
ガタガタ
下で音がした。
『お〜う?男のくつ?』
玄関からお姉ちゃんの声がした。
お姉ちゃん…今日早いな…
私は部屋の電気をつけた。
部屋が明るくなり
急に居心地の悪い部屋になった。
桐谷くんはベットに腰掛け、下を向いていた。
「お姉ちゃん帰ってきたから…
ちょっと下に行ってくるね…」
「あぁ…」
桐谷くんは下を向いたままだった。
部屋のドアを開けたら、目の前にお姉ちゃんが立っていた。
「わ!お姉ちゃん!」
私は急いで部屋のドアを閉めた。
お姉ちゃんはニヤニヤしていた。
「ね!男の靴!彼氏連れてきたの?
会わしてよ〜!」
お姉ちゃんはおもしろがっていた。
「か…彼氏じゃないよ」
お姉ちゃんは頭を傾げた。
「え−!なんで彼氏でもない男を部屋にいれてんのよ−!
まさか!あいつ!!
ストーカーの男?」
「違うよ!!
ストーカーから…守ってくれているの…」
お姉ちゃんはまたニヤニヤした。
「なるほどね。
じゃあ姉としてお礼を言わなくちゃ!
こんばんは〜……」
お姉ちゃんは私の部屋を強引に開けた。