壊れかけた私たち
朝、下駄箱で優也を待った
人が少し増えてきた頃
あ、優也だ
眠そうにだらだら歩いていて
その顔が少し可笑しかった
「優也、おはよう」
「みゆじゃん、おはよ」
一瞬にして笑顔になった
優也は自分の靴を取り出した
「…あのさ、今から話せる?
誰も居ないところで」
靴を履いた優也がこちらに
顔をあげた
「うん、大丈夫だけど
なんかあった?」
真剣な面持ちで
少し緊張し始めた
「大事な話が…」
その言葉を聞いて
優也は何か考え始めて
「ん、いいよ」
そう答えた
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