もしも、許されるのなら。
第六章~別れと誕生~
それから何日か経った。
相変わらず嫌がらせは続いてる。
でもだんだん慣れてきて、今はなんとも思っていない。犯人は誰なのかは気になるけど…。

私には強い味方がいるから平気。


そんな中、最近思うことがある。

お兄ちゃんと兄妹じゃなかったら、付き合っていたのかなって……―。


兄妹で付き合うのは許されることではない。
でも兄妹じゃなかったら出会ってないよね。

お兄ちゃんは学校では何故だか一目置かれてる存在。
私には手が届かない人になっていた。



私はどうなっていたんだろう…と。



どんな道を選ぶのが正解なのかな…

人生に正解ってある?


私にはよく分からない。





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