陽のあたる場所で 〜戦国遊戯3〜
ぎゅっと、小太郎は幸姫を抱きしめた。

「こ…こた…?」

幸姫が驚いたように、上擦った声で名前を呼ぶ。


腕を解かなければ。


そう思ったのに、どうしても目の前にいる少女を離すことができなかった。

「…少し、このままで…」

自分でも、どうしてこんなことをしているのか分からない。
ただ、少女の見せたあの表情が、どうしても離してはいけない。
そう、小太郎に思わせていた。

小さく自分の腕で包み込めばすっぽり収まってしまうほど小柄な少女は、何も言わず、ゆっくりと、自分にもたれかかった。


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