陽のあたる場所で 〜戦国遊戯3〜
「こいつを扱ったことは?」

チラリと幸姫の手に視線を落とす政宗。
幸姫はそれに気付き、あぁ、と小さく頷いた。

「やったことはあるよ。お母さんに、やった方がいいって言われて」

ピンと張られた弦を、軽くつまむ。

「…でも、動物に向かってやったことはない」

今度は、政宗の手元に幸姫が視線を落とした。

「今夜の食材だ。…次はお前がやるんだ」

すっと視線を茂みに移す政宗。幸姫は目を丸くする。

「ちょ…何言って」

抗議しようと口をひらいたものの、政宗の眼光に思わず口をふさいだ。

無言で「やれ」と言っているのがはっきりとわかる。

「…やって…みる」



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