陽のあたる場所で 〜戦国遊戯3〜
きな臭いにおいがあたりに立ち込めていた。
心なしか、建物の中も暑くなってきている気がした。

「わっ…!」

かなり上の方まで上ったところの一室で、信長に部屋の中に投げ込まれた。

「さぁ…早くせんと、うぬの命も危ういぞ?」

信長がにたりと笑ったまま近づいてくる。


やばい…
こいつマジで私が自由に行き来できるって思ってるんだ。


そんなことが出来るのなら、とっくに現代に帰っている。
出来ないからここに居るというのに。


ごくりと喉を鳴らす。
信長は、すらりと刃を向けてきた。
こっちには武器と呼べるものは何もない。


どうしよう。
どうしたら……


額から噴出した汗が、頬を伝った。


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