飴色蝶 *Ⅰ*

「イオリ、遅いな
 酒、買い足すついでに
 その辺、見て来るわ」

そう言って、幹生さんは
出かけて行った。

「ミキちゃんがイオリさんの
 恋人みたいだね
 
 そわそわしちゃって
 見てられないわ」

「ほんとうだね」

私と雪乃は、笑い合う。

庵は必ず、

逢いに来てくれる。

もうすぐ、あなたに逢える。
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