田舎姫と都会王子
「桃子、俺を見捨てるのか~。俺ら幼なじみだろ?」


「そうだったかしら?忘れたわ。さようなら。」


桃子は、そう言うと教室から出て行った。


「桃子先輩と秀樹先輩って幼なじみなんですか?」


「そうだよ、姫。親同士が仲がよくて生まれた時から一緒なんだ。」


秀樹は、そう言うと席を立った。


「俺も、もう帰るわ。レインボージュースで腹下しそうだし…」


秀樹は、そう言うと教室を出て行った。


「俺達も帰るか。小梅行くぞ。」


要に、そう言われ腕を掴まれた。


「2人とも!来週、会議が有るから忘れずに来てね。」


会長にそう言われ、頷くと要と一緒に教室を出た。
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