田舎姫と都会王子
「ごめん。もう大丈夫。」


「そっか。」


そう言うと要は私を起こしてくれた。


「悪かったよ。」


「えっ?」


「苛めすぎた。お前お化け駄目なんだな。」


「昔、お婆ちゃんに墓に置いてかれた時からお化け駄目なんっちゃ…。」


「先に言えよ。」


「だって要が挑発するから…」

「ここまで駄目だと思わなかったんだよ。ここからは俺がリードしてやるから。」


要はそう言うと私の手をギュッと握った。
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