田舎姫と都会王子
要は口の端だけ上げ挑発的な目で私を見てくる。


「~~っ!!上等っちゃ!」


「決まりだな。」


「あっ……」


挑発に乗ってしまい口を抑えるがもう遅い。


「テスト後が楽しみだな。また明日な。」


要はそう言うとバイクに乗り行ってしまった。



(大丈夫!私一応首席だし、確か2位も要じゃなかったし!)

私は自分に言い聞かせ、アパートへと入って行った。
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