【続】イニシャルはKK
「もしもし、木ノ元?」

「どうしました?響吾さん」

「急に部長に誘われて、迎えに行けそうにない。
お前、今日バイト?」

「はい。行きますよ。
先輩を送って行けばいいんですか?」

こいつ、話が早いな。

「悪いけど…頼まれてくれるか?」

「いいですよ。響吾さんの家まで送ればいいんですよね?」

「ああ。申し訳ないけど、頼む」

「全然 構いませんよ」

木ノ元の頭の回転が速くて助かる。

「じゃ、俺から歌音に言っとくから。頼んだな!」

「了解です」
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