【続】イニシャルはKK
とてもじゃないけど、この場にずっといる勇気はなくて。
響吾の手を振り切った。

響吾がどんな顔をしてたのか
私には分からなかった。
だって涙が溢れてきて
何にも見えなかったから。


私は逃げるように走った。


一分でも、一秒でも早く
この場所から
響吾の前から
消えてしまいたかったから。
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