【続】イニシャルはKK
「響吾さんはお元気ですか?」

「………」

私は答える事が出来なかった。

「全然、店に来てくれないんですよ。やっぱ忙しいのかな?」

「さぁ…そうじゃない?」

私は笑って誤魔化すしか出来ない。

「先輩も今度、来て下さいよー」

「うん…。
でもあんな中途半端な辞め方しちゃったから、肩身が狭いなぁ」

「事故に遭ったんだから仕方ないですよ。
なんなら今から行きます?」

「へっ?」

「冗談ですよ。
今度、響吾さんと一緒に来て下さいね!
じゃ、僕はこれで」

「バイト、頑張ってね!」
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