不良BOY
あいつと遊園地?!



―翌日―



ゴールデンウィーク初日。


只今午前5時半。



「〜♪〜♪〜♪」



もうこんな時間にさっきから一体誰よ。



電話の着信音が鳴っている。



それも一度なんかじゃない。



5時くらいから一分置きくらいに何度も何度も。



「うるさいなあ!!!」



最初の間は無視してたけどこう何度も鳴るとさすがにイライラしてきた。



私はベッドから出て机の上の電話が鳴ってる携帯に手を伸ばす。



「着信
090‐×××‐×××」


携帯画面に見知らぬ電話番号が表示されている。



私は素早く通話ボタンを押した。



「はいもしもしさっきからうるさいんですけどどちら様ですか?」



途中で区切ることなく一気に言葉をぶつけた。



「あ、やっと出てくれたあ」


携帯から聞こえてきたその声は、最も聞きたくない奴の声。



予想はしてたんだけどね。


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