不良BOY



―――――――――



翌日。



「よし準備完了!優奈は準備できたか?」



学校の準備を終えた神谷。


「嫌だ…。」



「は?どした優奈?」



「学校…行きたくない…」



「な、何言ってんだよ。てかお前何も準備してねえじゃねえか!」



寝癖でぼさぼさな髪に、まだパジャマのままの私に神谷は驚いたように言った。


「だって…行きたくないし…。」



私はだるそうな声で答えた。



「なんでだよ?早く準備しねえと遅刻しちまうぜ?」


神谷はワックスで立てた髪を鏡でもう一度チェックしながら尋ねてくる。



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