恋愛感情
ぎゅッッッ

!!!!!!!!!

いきなり拓がわたしを抱きしめた。
私はびっくりして言葉も出なかった。

「た・・拓!?」
「なんで!!なんでそんなことさきにいわねーんだよ!!」

拓は怒っていた。
心配してくれた。
自分のことのように。

「ごめん。言えなくて。」
「おまえ。早くいってりゃ。学校なんかにいかせなかったのに」
「でも、どっちにしろ行かないとお母さんに怒られたでしょ!?」
「そっか・・・。」
「ありがと。心配してくれて・・・」
「どいたし」
「でもね・・・それより・・・きつい・・・」

拓があまりにもきつく抱きしめるもんで・・・
きつかった。

「ぁ・・・ごめ。」
「どいたし。」
「塚、明日からどうすんの?」
「学校行かなきゃ。」

ホントは行きたくない。
でも、行かなきゃいけない。

「でも真美に・・・」
「そうだね。屋上でさぼってるかな!?」
「良いのかよ。」
「学校にさえいればお母さんに電話もいかないし。」
「勉強は?おまえ点数いいからばれんだろ!?」
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