恋愛感情

疑惑

そして私の家に着いた…
私たちは家に着くまで一言もしゃべらなかった…

「ぁ…ぁりがと。」
「ぃぃょ。別に…」
「…」

拓は明らかに不機嫌だった。
だよね…
一応彼氏だから…

「じゃぁね…」

私は拓に謝ることも何もしなかった。
する気になれなかった…

私自身拓に何にも悪いことをしていない…
していてもばれなきゃ大丈夫…

そう思っていたから…。
ホントにひどくて…醜くて…卑怯な女だと思う。
でもこうするしかない。

そう思いながら私は拓に背を向けて…
家の中へ入った。
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