青蝶夢 *Ⅰ*
祖母に間違われた服を
いつものように交換する為に
手を取り合って歩く私達を
呼び止めた母は、こう言った。
「今日の、カヤノはとっても
お淑やかで美人さんね
いつの間に、こんなに
お姉さんらしくなったの
かしら」
母は、芳野を抱き上げて
頬と頬を寄せた。
母に抱かれる芳野を見上げた
あの時から、大好きな芳野は
私の一番のライバルになった。
大好きなのに
何だか・・・
嫌い・・・
母も、伊吹も、芳野を選ぶ。
私が伊吹に惹かれたのは
きっと
芳野の仕種を見て、伊吹を
好きだと分かったから
・・・かもしれない。
本当は、芳野から伊吹を奪って
芳野の悲しむ顔が見たかった
からかもしれない・・・
いつものように交換する為に
手を取り合って歩く私達を
呼び止めた母は、こう言った。
「今日の、カヤノはとっても
お淑やかで美人さんね
いつの間に、こんなに
お姉さんらしくなったの
かしら」
母は、芳野を抱き上げて
頬と頬を寄せた。
母に抱かれる芳野を見上げた
あの時から、大好きな芳野は
私の一番のライバルになった。
大好きなのに
何だか・・・
嫌い・・・
母も、伊吹も、芳野を選ぶ。
私が伊吹に惹かれたのは
きっと
芳野の仕種を見て、伊吹を
好きだと分かったから
・・・かもしれない。
本当は、芳野から伊吹を奪って
芳野の悲しむ顔が見たかった
からかもしれない・・・